花いちもんめ 概要

作:宮本 研(1926~1988)

「花いちもんめ」は、1995年度高校国語教科書に採用された名作戯曲です。

初演は1982年三越ロイヤルシアターで萩尾みどりさんが演じました。

1985年から1990年にかけて浅利香津代さんの出演で公演されました。

 

「日本というお国がアジア大陸で夢見た夢の償いを、いまなおその身、その心でつぐない続けている人がいる」

と宮本研さんは書いておられます。

 

 

今年(2022年)は、戦後76年になります。世界は平和になるどころか・・・今まさに戦争が起きております。

ヨーロッパへ向かう難民の人々の列は、76年前の旧満州から難民となって逃れた同胞たちの姿と重なります。今回の

戦争勃発で、「花いちもんめ」という作品を演じ続ける意義が増した気がしております。(2022年5月雑感)